みんなでつくる時代 紀元前10,000年頃〜600年頃

みんなでつくる時代 紀元前10,000年頃〜600年頃
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貴族と職人の時代 600年〜1,300年

貴族と職人の時代 600年〜1,300年
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天下人と茶人の時代 1,300年〜1,600年

天下人と茶人の時代 1,300年〜1,600年
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問屋と町人の時代 1,600年〜1,850年

問屋と町人の時代 1,600年〜1,850年
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国家と列強の時代 1,850年〜1,900年

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百貨店と民藝の時代 1,900年〜2,000年

百貨店と民藝の時代 1,900年〜2,000年
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地域とデザイナーの時代 2,000年〜現在

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産業観光の時代 現在〜

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みんなでつくる時代 紀元前10,000年頃〜600年頃

縄文時代の社会構造は、共同体がベースにあり共同体全員のために生産し、平等に分配されたと言われており、原始の工芸はみんなで作り、みんなで使うものだったと考えられます。石器は、日常生活の中で使いやすく長持ちするように変化していく「用の美」としてかたちづくられました。

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みんなでつくる時代 紀元前10,000年頃〜600年頃

貴族と職人の時代 600年〜1,300年

職人の起源は、貴族などの権力者の依頼によって専門の職人が工芸品を制作することに始まります。職人という言葉の発生はまだですが、貴族に仕える役職として職人が生まれます。まだこの時代には工芸品は民衆の手には届かない奢侈品で、貴族や特権階級の権力を象徴するものでした。

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貴族と職人の時代 600年〜1,300年

天下人と茶人の時代 1,300年〜1,600年

いよいよ「目利き」の登場です。彼らは工芸品のデザイン、製作、流通、消費の方法までをプロデュースし、新たな価値観を世に送り出す存在でした。この価値観は新たな時代の象徴にもなり、時の権力者によって庇護の対象となることもありました。特に千利休と秀吉の関係は、日本に茶の湯を確立させていきます。

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天下人と茶人の時代 1,300年〜1,600年

問屋と町人の時代 1,600年〜1,850年

江戸時代に入り、流通を担う「問屋」が登場します。あらゆる地方で工芸品が交易され、特に江戸では数多くの工芸が売買されました。これにより「産地」が登場し始めます。産地の登場は現在の特産品、名産品の原型となります。流通は江戸に結成された「十組問屋」の船便が物資の安定供給を実現しました。

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問屋と町人の時代 1,600年〜1,850年

国家と列強の時代 1,850年〜1,900年

明治維新を経て、工芸の世界も大きな転機を迎えます。政府が富国強兵、殖産興業を掲げ、西洋列強に追いつけ追い越せの時代。その殖産興業の一環で伝統工芸の生産振興も始まりました。外貨獲得の手段のため、近代国家としての独自性の誇示のため、中産階級の奢侈品のため、など工芸品も近代化を迎えます。

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国家と列強の時代 1,850年〜1,900年

百貨店と民藝の時代 1,900年〜2,000年

二十世紀に入り、工芸の流通は劇的に変化し、百貨店がその中心を担います。百貨店ではさまざまな工芸品が扱われ、消費者と職人との間で円滑な売買を実現しました。さらに1926年、柳宗悦による「民藝運動」が始まり、日常的な暮らしの中で使われてきた道具も「用の美」として見いだされ、新しい価値観が浮上します。

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百貨店と民藝の時代 1,900年〜2,000年

地域とデザイナーの時代 2,000年〜現在

現代では従来のような大企業からの受注生産ではなく、地域の小規模企業や地方自治体が自らデザインを提案、製品化して流通・販売する工芸の制作スタイルが生まれています。デザイナーやアートディレクターが工芸を現代のライフスタイルにアップデートする取り組みが様々な産地で挑戦されています。

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地域とデザイナーの時代 2,000年〜現在

産業観光の時代 現在〜

工芸のあり方は様々な変遷を遂げ、作る人と使う人の距離は次第に遠くなっていきました。これから訪れる産業観光の時代には、作る人と使う人の距離が近づき、旅行者も地元の人も産地と工芸の魅力に触れていきます。暮らしの中で自然と工芸に親しむ、そんな開かれた工芸の姿が工芸を取り巻く私たちの未来像です。

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No.002

石鏃 Sekizoku

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みんなでつくり、みんなで使った
紀元前の工芸品

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秀衡塗 Hidehira Nuri

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奥州藤原氏の栄華により生まれた、
金色のゴージャスお椀

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No.001

黒樂茶碗 Kuroraku Chawan

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茶道の革新を図った
千利休プロデュースの茶器

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No.001

小川和紙 Ogawa Washi

小川和紙 Ogawa Washi

江戸の商い・学問・芸術を支えた
伝統の「紙技」

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No.002

江戸切子 Edo Kiriko

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列強に追いつき追い越せ、
和洋融合のカットガラス

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大島紬 Ohshima Tsumugi

大島紬 Ohshima Tsumugi

拡大する流通網によって
全国へ広がる奄美の紬

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No.002

山形鋳物 Yamagata Imono

山形鋳物 Yamagata Imono

職人とデザイナーが共創する
フェラーリ鉄瓶

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